透析治療には多くの水を使用します。患者さん1人分1回の透析（4時間）に使用する水は約120Lです。水道水をそのまま使用するのではなく、RO装置を通過させ、よりきれいな水（RO水）を使用します。RO装置には多くのフィルターが配置され、そのフィルターの管理を徹底しています。RO装置を通過後、透析液溶解装置、透析液供給装置、透析用監視装置を使用して、透析治療を施行します。当院では、透析治療を安全に提供するため、日本透析医学会2016透析液水質基準に沿ってRO水と透析液の水質管理をしています（サンプリング検査、フィルター交換など）。水質基準を満たすことで、オンラインHDFやI-HDFなどの治療方法も選択することが可能となります。